「用事がなければ自宅から出ない」でおなじみの私(@meme_hiragino)です。
今週は家から出ない記録が平均値の3日でストップ差し止めとなりましたが、私はメシさえ食べられれば1週間〜10日くらいは家にいても平気な人間です。
さて、先日ご紹介した、市販のルーでつくるちょっぴり本格カレー。
あまりにカンタンすぎて雑過ぎる内容だったので、
「手抜き乙」
「スランプわろりんぬ」
「主婦失格!」
とかのコメントを覚悟していたのですが、案外好評で「現代人は忙しいのだな……」と、しみじみさせられました。
それと同時に「私、やっぱり一人じゃない!」という生暖かい気持ちがふつふつと芽生えましたので、本日は調子に乗って手抜き料理ネタ第二弾。
市販のスパゲティソースを使って「アクアパッツァ風のサムシング」を作り、その汁を余すところなく最大限に活用した今週末の我が家の食卓をご紹介します。
もくじ
そもそも「アクアパッツァ」とは
アクアパッツァをご存じない方はいないと思ったら、この前会社で「何それ?強いの?(技かなにかだと思っている)」と言われたので、念のため。
※この写真はいつもお世話になっているphotoACさんでお借りしました
アクアパッツァ(伊: acqua pazza) 、ペシェ・アッラックア・パッツァ(伊: pesce all'acqua pazza、「魚のアックア・パッツァ風」)は、魚介類をトマトとオリーブ・オイルなどとともに煮込んだカンパニア州の料理である。
ブイヨンなどを用いず、水とトマトだけ[1]、あるいは白ワインを加えて煮込んだ魚のスープである
……と、要するにイタリアの魚を使ったオシャンティ料理なのですが、魚介類を焼いてトマトを入れて白ワインで煮込むだけなのに見栄えは最高、材料さえ手に入れば超絶カンタンに「料理できる子」を演出できるとっても優れた料理なのです。
過去に私はインスタント調味料「シーズニングスパイス」を用いてこの料理にチャレンジしたことがあるのですが……
正直、材料さえちゃんと揃ってればインスタント調味料すら実はいらなかったんじゃないかと若かりし日を思う今日この頃です。
スパゲティソースを活用した「汁多めアクアパッツァ風サムシング」
今回、私がそんなオシャンティ料理をこしらえるに至った経緯はいたってカンタン。
近所のスーパーにて、まるっとした鯛が破格プライスだったからです!
折しも金曜日。日頃のうっぷんをはらしたいと切に願っていた私は、お気に入りの安ワイン「セブンプレミアム ヨセミテロード」を冷蔵庫の片隅にしかと保管しておいたのです!
セブンイレブンのヨセミテは飲みすぎるから好き。 pic.twitter.com/Yd7h03BKkE
— もぐたん (@meme_hiragino) 2016年8月19日
※結局この日、妹と電話をしながら全部飲みました。
本当のアクアパッツァはアサリやムール貝などの貝類を入れることで爆発的にだし汁がウマくなるのですが、閉店間際のスーパーにはアサリはありませんでしたので、やむおえず「市販のスパゲティーソース(ボンゴレ)」を投入しようと思い立ったわけであります。
いちおう、お料理のレシピを紹介する下りになってますので材料紹介しますね。
「汁多めアクアパッツァ風サムシング」の材料
- 鯛 小2匹(切り身でも鯛じゃなくても可)
- スパゲティボンゴレスープ缶 1缶(缶じゃなくても、アサリとかの貝でも可)
- トマト 大1個(プチトマトでも可だけどホールトマトはやめとけ)
- ズッキーニ 1本(他の野菜でも可)
- しめじ 半株(たぶんエリンギが適切)
- オリーブオイルとニンニク 適量
- ヨセミテロード 100mlくらい?(他のワインでも可だけど白ワインにしてね)
超ざっくりだけど、テキトーでもなんとかなるよ。
あと、テキトーな作り方書いておくね。本格的なアクアパッツァを作りたい人はクックパッドとか見てね。
「汁多めアクアパッツァ風サムシング」の作り方
- オリーブオイルにニンニクを入れて熱する
- 鯛に焦げ目をつける程度に焼く
- 鯛を取り出して野菜を炒める
- 野菜に焦げ目がついたら鯛をフライパンに戻す
- スパゲッティのソースをぶち込んで、白ワインをぶっかける
- フタをしてちょっと煮るべし(たぶんそんなに煮なくていい)
完成!
「汁多めアクアパッツァ風サムシング」の汁が尽きるまで
このように雑に作っても鯛の目力とズッキーニのオシャレ感で何とかなるのがアクアパッツァ(風のサムシング)。
ただ、初日はいいです。アクアパッツァとしておいしく食べられれば。
しかし、どう考えても汁が多いんですよ。これ。
タイトルで「汁多めに作った方がお得よ!」みたいな雰囲気醸してるんですけど、完全に設計ミスでアクアパッツァというか鍋みたいな感じになってしまい、なんかスープ的なものが大量に残ってしまったのです。
私……根っからのケチ優しい心の持ち主なので、こういった捨てられる運命にあるスープを見過ごすことができないんですよ!
そんなこんなで、この残りのスープを活用してあと2食作りましたので、おまけ程度にご覧ください。
「サムシングの残り汁」ボンゴレパスタ(骨多め)
そもそも、昨日投入したスープはボンゴレスパゲティのための缶詰だったわけですから、残ったスープはパスタと出会う運命なんですよ。
ということで、茹でたパスタを投入し、申し訳程度にちょっと残っていたズッキーニを乗せてみました。
おいしい鯛の身の部分はほとんど夫という名の鳥人間に食べられてしまいましたので、私は骨しか食べられませんでした。(ウッソー)
ていうか、写真で見るときったねーな。オシャンティの欠片もないぞよ。
サムシング風「トマトとズッキーニのチキン煮込み」
もはや、アクアパッツァ風との違いは魚か、鶏かくらいの違いと、汁の量くらいしかありませんが、これはこれでおいしかったです。
トマトとズッキーニと鶏肉は大の仲良しのようなので、何味でもおいしいトライアングルです。
まとめ
たとえ、計算ミスで汁が多くなりすぎたとしても、捨てるものなんて一つもないんだよ……。
そんなことを学んだ土曜の昼下がりでした。
あ、雨やんだわ。
ハウス スパイスクッキングバルメニュー アクアパッツァ(6.2g)【ハウス】
本当はこれを買いたかったんですけど、売ってなかったんですよ。